マーティ語録研究所 - All rights reserved, all wrongs reversed!


by trans_marty
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遅くなりました・・・

Story Behind the Songsシリーズ、代何弾になるんだ・・・(汗) 多分、6弾ぐらいだと思うのだが、今回のネタはマーティのヒーリング音楽の真骨頂Scenesをお届けいたしますっと。ハイ、あれです、噂の、喜多郎プロデュース作品。

TIBET

サンフランシスコに住んでいた頃、すごく好きだった女の子と一緒に暮らしてたんだけど、同じ頃に、ロサンゼルスの女の子ドラマーにも一目ぼれしたんです。時々会いに行ったり、僕がサンフランシスコに居る時は、彼女は手紙を書いてくれました。手紙は、カコフォニーがバンド練習をしていた洗車場に届くようになってた。だから僕は、手紙が届いていないかチェックするのに、皆よりも早く練習場に来てました。ある日、ものすごく早く着きすぎた事があって、手紙が来るのを待っている間に、ギターをプラグインして、録音テープを回していました。クリーンな、宇宙的なサウンドでギターを弾いていたんですけど、当時はそういう音は滅多に弾きませんでした。一時間ぐらい、ロサンゼルスのドラマーの子のことを考えながらギター弾いてました。そのメロウな音色のせいかもしれないんですけど、いつもなら考えられない音楽をプレイしてました、何よりも、当時のロマンティックな状況のおかげで、僕の感情的な部分の一番良い所が出たんだと思いますけど。、このTibetという曲のメロディは、その時録音してたテープからのものです。だから、チベットというタイトルですけど、実際のところチベットは全然関係ないです。


ANGEL

この曲は、僕がサンフランシスコからハリウッドに引っ越した直後に書いたものです。比較的シンプルで短めの、Tibetと自然な感じで繋がっている曲だと思います。実際のところは、アルバムの中で一番「ロックっぽい」サウンドの曲だと思いますけど。本当はアルバム全体がもっとヘヴィでロッキンなものに、この曲よりももっとヘヴィにするつもりだったんですけど、他の曲がメロウなものが沢山出来始めたから、僕のギター・プレイのロマンティックでドラマチックな方をより前面に出そうと決心したんです。


VALLEY OF ETERNITY

この曲は、僕の親友でドラマーのAnders Johanssenとハリウッドでエンドレスなジャムセッションをやってる中で生まれた曲です。Andersは元々、このアルバムのレコーディングに参加してもらう予定でしたが、その時は1989年の終わり頃だったんですけど、僕がメガデスに加入したばかりだったので、Scenesのレコーディング予定を1992年に延期しました。Scenesの録音が静かな音楽で始まったのは、当時は、緊張感に満ちたヘヴィなジャムをメガデスのツアーで毎晩のようにやっていたからだと思います。


NIGHT

Andersと曲を作った時には、完全にヘヴィなロックだった。ハリウッドの街でも一番良くない場所にあった、ボロボロのスタジオでジャムセッションをしました。道端で眠ってる人たちがいて、スタジオのホールのあっちこっちには酔っ払いが寝転がっているという場所でした。もちろん、僕たちには全然問題じゃなかったから、ジャムセッションを凄く一生懸命やりましたけど。基本的に、この曲のメロディックなテーマはその「超ヘヴィなジャムセッション」から持ってきて、それを、僕が出来る限りで最も甘くて、最も悲しい文脈の中に取り入れました。


REALM OF THE SENSES

この曲のタイトルは、僕がハワイに住んでいる頃に見た奇妙な日本のアート映画からパクったものです。メロディは、典型的な演歌調で、当時の僕はすごく熱中してました。僕の曲と演歌の違いは、この曲はソロが長くてボーカルが無い、というところだけです。

(管理人注:マーティさんがおっしゃっている「奇妙な日本映画(Realm of the Senses)」とは、大島渚監督の作品「愛のコリーダ」です。若い子は知らないかもしれないけど、知らないからといって、お父さんお母さんお兄さんお姉さんに、不用意に質問すると大変な目に合いますから(苦笑)・・・自分でこっそり、調べたらいいと思いまーす。ちなみに、Rollyさんもたまに出演している、渋谷に「青い部屋」というシャンソニエ(ライブハウス)があるんですけど、そこのオーナーの戸川昌子さんの持ち歌に、「お貞恨み節」ってのがありましてね、作曲者は小林亜星氏だそうですが、一度聴いたことありますけど・・・・すごいですよ。1番のサビは「サダー!サダー!」で、2番のサビは「サドー!サドー!」ですから(笑)・・・ただ、ググってもちゃんとした情報は出てこないんですよね・・・聞いた人は一杯居るみたいなのに。不思議だ・・・・!!!!!)


WEST

ある時気がついたんですけど、中国のメロディは結構、アメリカの古いウェスタンのメロディと似てるんじゃないですか、と思いました。だから、僕はそのコンセプトにとりつかれた。なんでだろう??何か、不思議なつながりがあると思ったんです。そのコンセプトの中では、西洋というのは、ある程度実験的なもので、だけど殆どの僕の音楽と同じなんですけど、元々のかたちから思いつくものとは全然違った音楽に、僕の場合はなります。この曲はかなりかっこ良く出来たと思ってます。


TRANCE

 この曲は僕が15歳ぐらいのとき、メリーランドにある実家で、雪と雨が降っている日に書きました。僕の親友で、最初に組んだバンドDeuceの Tom Gattisとジャムってました。マリファナたばこでハイになりながら、ずーっとEコードばっかり弾きまくってて、僕たちにはそれが凄く良く聴こえた。その後、シンプルなメロディをこのEコードばっかりの上に載せてみて、それがこの曲Tranceになりました。当時はこの部分は、バンドでLady, Ladyって呼んでいた曲のソロにつかっていました。

(えっと、昔の話で、しかもよその国の話なんで、よいこはまねしないように〜!(笑))

TRIUMPH

「サンダー・マーチ」っていう曲名でも知られてますけど、このメロディを考えたのはやっぱりメリーランドに居るとき、ただ何年か後だけど。(ん?Tranceの数年後ってことかな?)お父さんが僕の部屋に入って来た時、その時僕が作っていた曲のメロディが凄く良い、って言ったんですね。だからそのメロディがずっと頭の中に合った。クラシック音楽のアレンジをしたらいいんじゃないかと思っていたから、後で、Triumphという名前に変更して、オーケストラのサンプルをつかって演奏しようと試しました。予算が限られていたので、完成したものは、やりたかったことにはほど遠いんですけど、僕が今まで書いた曲の中では一番かちっとした一つだと思います。ちゃんとしたオーケストラで演奏されているのをいつか聴いてみたいと思っています。

というわけでした。
メリーランド、ってのはあれ、子供の頃住んでいたワシントンD.C.のことでっしゃろう。首都のあたりまとめて、コロンビア特別区とか言うらしい。
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by trans_marty | 2006-03-27 12:19 | Interview