人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マーティ語録研究所 - All rights reserved, all wrongs reversed!


by trans_marty
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

キムさんに聞きました〜 昔々、メタル魂 in Hawaii編

http://www.metalmaidens.com/vixenhawaii.htm

というわけで、我らが「ま」さんのハワイ時代を知る貴重な人物「ヴィクセンのボーカル、キム・ラ・チャンス嬢(当時)」へのインタビューを見つけましたのでそれをさらりさらりと解釈してみましたよ、っと。いやね、ヴィンセント3回目で「ま」さんが白状してた、「実はですね、当時ベーシストが居なかったんですよ、でも写真をとらなくちゃいけなかったんで、しょうがないから、僕の妹に、ヒゲ描いてタバコ吸わせて、男の名前つけてベーシストにしましたよ。でも結構ボインちゃん(←誰か、もっと別の最新表現を教えるように!)だったから、Tシャツで押さえて(笑)」という件について「妹が見たいぞ!」と燃え上がってググりまくった訳なんですが、この元ネタページに、なにやら怪しい写真がありましたそういえば。ただこれが問題の写真かどうかは、真偽不明です(笑)どうやら、当時のアルバムのスリーブにあるらしいですよ?当時のヴィクセンのアルバム持ってる人、スキャンしてどっかにアップしてたもれ〜。

というわけで。キム嬢、昼下がりの激白「あの頃アタイは若かった」です(ホントに今いくつなんだろね。大体の男の40代は渋みがあっていいものの、大抵の女の40代は。。。個体差が激しいので。。。でも、まだばりばり、バンドやってるそうですよ)

アタイら(メタルメイデンという鉄子専門HPの中の人、オランダ人らしい。以後、俺の個人的な趣味により、インタビュアーの名前は「鉄子」に、彼女の主語は「アタイ」に設定させていただきます。)がキムにコンタクトとったときったらもう凄かった。だって!!!!!!あの「エンジェルス・フロム・ザ・ダスト」を歌ってる人なんだものぉ!ウン年もテープ交換やってるアタイとしてはさ、彼女の声にはもう、どっぷり恋していたわけで。ヴィクセンってバンドなんだけどね、つまりこのキムのすんばらしいボーカルとあとマーティ・フリードマンの高速リフが肝で、80年代のアメリカのメタルシーンを代表するバンドなわけ、アタイにとっちゃ!キムはヴィクセンを去ったあとにマリーシャってバンド始めたんだけど、このバンドも実にすばらしい音楽を作って居たにも関わらず、こつ然と姿を消しちゃってアングラなヘビメタギャルバン、ドリヴン・スティールをやってたそうよ。そしてついに、2004年にコンピアルバム「The Works」でシーンに復活、アタイらがこのパツキンのスーパービッチにインタビューさせて頂く機会がようやっと訪れたってわけ。んまぁ、ほんと完璧なタイミングよね!

鉄子:キムさんが音楽を始めたのはいつですか?歌以外に何か楽器はやってますか?
キム:アタシが歌い始めたのは確か80年代初頭で、カバーバンドに居たのよ。ギター弾きたかったんだけど指先が痛くなっちゃうじゃなーい?だから次はピアノをやってみたんだけど、なんか楽器にしばられて動けないじゃない、だからこれもダメ。今はコルグのカオスパッドをライブで使ったりするけどね、あとは、即興ビジュアルコントロールができるらしいエディロールの装置はどうかしら?って思ってる所」

鉄子:ヴィクセンの前には何かバンドやってましたか?どんなジャンルでした?
キム:とにかくカバーバンドをやってたんだけど、それでつまりパフォーマーとして開花しはじめたんだけど、ただバンドの名前とか全然思い出せないのよーう!ヴィクセン始めちゃったらもう、全然無意味なバンドになっちゃったからね」

鉄子:ヴィクセンの前にレコーディングとかはしたんですか?
キム:確か、サバスのHeaven & Hellの曲は殆どカバーしたはずよ。

鉄子:じゃあ、ヴィクセンのメンバーになったいきさつを教えて下さい。
キム:あたし、メンボを見てたのね、そしたらヘヴィーメタル・ギター・レッスンの広告を見つけたのよ。で、思った訳。この男と知り合っておけばきっと、どこかのバンドに入るきっかけになるかも?って。シンガーを探してるバンドにね。で、その広告を出したのがマーティだったわけ。で、彼のバンドが実はシンガーが居なくて探しているんだって言われて、じゃあ、とリハーサル見せてもらったのよ。あたし、一目で恋しちゃったわよ、そのバンドの音に。オリジナル曲をやってるバンドに入るなんて、すっごいチャレンジだわ!って盛り上がったわけ。

鉄子:キムが加入した当時すでにヴィクセンて名前はあったんですか?あと、そもそもヴィクセンって付けた理由はなんですか? (注:ヴィクセン、とは「ガミガミ女」という意味。)
キム:まだバンド名なんてなかったわよ、あたしが入った頃は。METって名前にしようとも思ったんだけど、あたしがヴィクセンって思いついたの。女ボーカルが居るバンドにはそっちのほうが良いじゃない?って思ってさ。

鉄子:加入当時のメンバーは誰でしたか?初期の頃にメンバーチェンジってありましたっけ?あと、キムが最初のシンガーだったの?それともキムは誰かの後釜だった?
キム:オリジナルメンバーは、マーティがギターで、ジェフ・グレイヴスがドラム、ポール・エスコルペソがベース、けど数ヶ月しかもたなかったんだけどね。ヴィクセンのシンガーは、あたしだけよ。

鉄子:バンドとして最初に作った曲はなんですか?ヴィクセンではどうやって曲をかいてましたか?つまり、バンドの作曲プロセスについて知りたいんですけど。
キム:最初に作った曲はNew Age Rock-n-Rollerだったわね。当時あたしはかなりのポエムっちゅーか歌詞のネタは既にあったんだけど、歌詞のフォーマットでは全然無かったのね。で、マーティがやってきてかっこいいリフをいくつも聞かせてくれて、それを曲にアレンジしてくれてさ。で、それに合わせて最初の歌詞を書いた訳。で、ジェフとポールがその他のパートを後からつけて、すぐにスタジオで練習したのよ。ただ、New Age...は録音ぎりぎりまで完成しなかったかな、確か完全に終わったのは、2003年の8月にボーカルをとり直してからよ。

鉄子:その頃影響を受けたバンドって何ですか?キムがもっとも影響を受けた人って誰でしたか?あとマーティが当時好きだったギタリストについても教えてくれないかしら?
キム:あたしが好きだったのはパワフルなシンガーの居るバンド、ツェッペリンとかジューダス、サバスにパープル、スコーピオンズにヴァン・ヘイレンにフォーリナーでしょ、その後だとクイーンズライチとかハート。NEOBHMの影響が中心ね。当時のアメリカはディスコとニュー・ウェーブ全盛期で、あたしに言わせれば黒板を爪でひっかくぐらい最悪の音楽だったわよ!あとマーティはとにかくウリ・ジョン・ロートの影響が強かったと思うけど。

鉄子:Angel From The Dustはあの有名なUSメタルIIコンピ版、マイク・ヴァーニーのやつね、あれの最後に収録されている訳だけど、この曲を選んだのはキム?それともマイク?
キム:Angel...は、一番最初にレコーディングした曲なのよ。そのコンピ盤の選定のためにあたし達はAngel...の最初のデモテープを送ったんだけど、マイクが気に入ってくれたみたいで、ただもっとギターが欲しいって言われて。で、もっかいスタジオで録音しなおしたのよ。

鉄子:世界的に有名なあのMade in Hawaii EPを録音したあと、これは片面しか使われてなくてB面は真っ白だったわよね。フルアルバムを作れるぐらい曲数ができるまで待った方が良かったんじゃないかしら?なんで片面だけでレコード出しちゃったの?
キム:これはアズラ・レコーズのデイブ・リチャーズが手がけたんだけど、アルバムのカバーデザインと片面だけ、ってのは彼のアイディアなのよ。片面だけに録音する方が安上がりだったから。

鉄子:実は、アタイってば、このEPのピクチャーディスクも持ってるんだけど、厚紙でバイオとバンドのサイン付き写真もついてるやつね。確か150枚限定で作られたわけで、その貴重な1枚なんだけどね。このピクチャーディスクっていうアイディアはどこからきたの?キムはこれ、持ってる?
キム:アズラのデイブがその手のピクチャーディスクが好きな奴でね、だからそれを作ったというだけなの。あたしが好きなヴィクセンのレコードは透明の青いドーナツ盤ね。もちろんピクチャーディスクも持ってるし、他のプレスとかメディア資料も、各国語でもってるわよ。写真とかプレスきっととか81年から82年頃にかけて貰った世界中のファンの手紙とか。

鉄子:これらのレアアイテムの価値がどのくらいかご存知ですか?
キム:全然、わかんないわね。

鉄子:デモテープの中には、カバーソングもありますよね。中でもアニマルズの古典的名曲「朝日のあたる家」もカバーしてるんですが、なんでこの曲を選んだんですか?
キム:朝日のあたる家、は確かあたしらがよくジャムってた曲なのよ。リハーサルでね、次なにやるー?なんて考えている時によくカバーをやってたわけ。で、朝日のあたる家はよくやってたから、バンドの演奏もかちっとしててすぐできたから、で、録音したってわけ。

鉄子:ええと、ではライブの話にうつりたいと思うんですけど、一番プレイが難しかった曲ってなんですか?
キム:ライブのセットリストはいつも、あたしとマーティで考えてたんだけど、でも曲が難しいかどうかなんて考えた事はなかったわね。ライブの頭にやる方が好きな曲ってのはあったけど、つまりウォーミングアップであり、その曲のノリとか内容が向いてるとかの意味でね。

鉄子:80年代初頭によく一緒にライブやったバンドってありますか?
キム:当時のハワイでは、ヘビーメタルは全く需要がなかったの。アメリカ全体がディスコとニューウェーブ全盛だったからね。メタルは完全にアングラだったから、プライベートなパーティとか、基地内のクラブとか、バンド対決とかそういう所でやってたわ。

鉄子:朝日のあたる家、以外のカバーって何かありますか?
キム:あたしらはよく、Jefferson StarshipのSomebody To Loveとか、あとストーンズのRed Door(注:多分Paint it Blackのこと)でしょ、プリテンダーズのMystery AchievementにジューダスのLiving After Midnightとか、他にもやったと思うけどちょっと思い出せないわね。

鉄子:Angel...の話に戻りたいんですけど。多分、バンドにとっても一番好きな曲の一つだとは思うんですよ、だってコンピ盤とかに良く登場してるし、デモとかにも色々と。確か、マーティが前にやってたバンドDEUCEから拝借した曲だと思うんだけど、同時にヴィクセンにとっては最初の曲でもあると思うのね?ってのはアタイの場合長年のテープ交換からそう考えているわけだけど。アタイが一番好きなヴィクセンの曲でもあるんですが、キムはどの曲が一番好きですか?その理由は?
キム:Angel...がもちろん、あたしも一番好きな曲の一つだわね。これとLiving In Sinが、あたしらが最初に録音した曲なのね、コンピ盤でしか無い奴だったらNew Age...が一番かな。好きなのはなに?って聞かれたとき、ひとつだけ選ぶってできないのよあたし!

鉄子:ライブの思い出ってなんかありますか?
キム:PAが上手くいったギグは良いギグだったわね!Battle Of the Bandsの為のオーディションがあったんだけど、これは忘れらんないわね。ベースのポールがやめちゃって後釜がまだ探せなかったのね、で、あたしらは、ベーシスト無しでオーディションやったらどうなるか?試してみようってなったわけ。だからオーディションの時は、あたしとマーティはずーっとヘドバンして二人して頭突き合いしたのよ!もう、めまいでちょっとふらふらになりつつ、頭にタンコブ作りつつやって、オーディションに受かったのよ!

鉄子:アタイらがヴィクセンの話をするとき、必ずハワイ出身っていうのが話題になるんだけど、キムはその後もハワイで活動してたんですか?それとも本土に移った?
キム:あたしらは完全にハワイのオアフ島だけでやってたわね。レコーディングは全部ホノルルのランデブー・レコーディングでやったの。

鉄子:アタイらが知ってるハワイ出身のバンドって言うと、ハワイでしょ、アロハにあとセイクレッド・ライトぐらいなんだけど。他にハワイ出身のバンドって知ってますか?あと当時のメタルシーンてどんな感じでしたか?クラブとか沢山あった?どこでライブやってました?
キム:Sacred RiteとSabreは覚えてるけど、あともちろん、ハワイとアロハね、ヴィクセンが終わったあとマーティがやってたバンドでしょ?あとマリーシャがあたしがやってたバンドだけど。あたしら含め何個かのバンドをのぞいたらメタルシーンなんてものは無かったわよ。で、限られた数カ所のライブハウスでだけやってたの、ホノルルのクラブじゃ、トップ40とかハワイアンとか、観光客向けのバンドしかほしがられなかったからね。

鉄子:Made in Hawaiiを出したあとのヴィクセンはちょっと鳴りを潜めましたよね?その頃何をやってたんですか?次のアルバム用に曲を書いていたんですか?
キム:EPのリリースがあったころにはヴィクセンはもう解散してたのよ。

鉄子:キムとヴィクセンの間に一体何があったんですか?ヴィクセンはたしか、リサ・ルイスというボーカルを後釜にいれてますよね?
キム:さぁ、ただ時間の問題だったと思うけど。その時点でやるべき事は全部やってしまったというか、で、このミレニアムにThe Worksもリリースされた、と!わかるでしょ?1982年当時のあたしは、カリフォルニア、ロサンゼルスに行きたくて仕方が無かったの。ヴィクセンをやめたあと、ダリアン・シシドとランディ・ハノと一緒にマリーシャを組んだんだけど、彼らもロスに行きたがってたから。ハワイに居た最後の数ヶ月で5曲録音したわね。

鉄子:リサが後釜に入った時、あったりしましたか?ヴィクセンがどうやってリサを見つけたかしってますか?
キム:リサには合ってないのよ。聞いた話だけど、リードシンガーになるつもりも、メタルシンガーになるつもりも無かったし、それどころか音楽すらやったことないって聞いてたわ。それがほんとかどうか、あたしは知らないけど。

鉄子:ヴィクセンを辞めた後自分のバンドをはじめましたよね?これって、もっと創作の自由が欲しかったからですか?それともよくある、音楽的な相違が理由ですか?それとも他の理由があったんですか?
キム:ダリアンに出会ってすっごく良いヴァイヴを感じたのよ。メタル音楽に対する本物のエキサイトメントとか、もちろんベーシストとして、凄く良いと思ったから。マリーシャで一緒にやったらすごくいいヴァイブが生まれるだろうなって思ったのよ。

鉄子:マリーシャのメンバーとはどんな交流がありましたか?
キム:ダリアンはロスからオアフに戻ってきたのよ、ちょどヴィクセンがベーシストを探してるって聞いて。で、電話してオーディションしてくれないか?って。だけどヴィクセンはもう終わったから、マーティの電話番号を教えてあげて、マーティの所でどうか聞いてみたら?って言ったの。あと、ロスに行く前にちょっとレコーディングしたいっても話したかな。で、彼はマーティとあって、その後私の所にきてマリーシャを始めたってわけ。

鉄子:マリーシャってバンド名はどういう意味ですか?
キム:なんかメタルっぽい感じって思ってつけたの。意味は特には無いわね。

鉄子:マリーシャでライブってやりましたか?一緒にやったバンドは?
キム:マリーシャは作曲と録音だけに専念してたわね。

鉄子:マリーシャのツアーの時に、ヴィクセンの曲は演奏してたんですか?
キム:ロスに引っ越す前は5曲作って録音するぐらいの時間しかなかったから、ヴィクセンの曲はやってないわね。あたしは、何かひとつやり終わったら、次!って先に進む人間なの。

鉄子:ライブでカバーってやりますか?
キム:カバーはやんないわ。オリジナルで勝負よ。

鉄子:マリーシャはアルバムServe Your Savege Beastしか知らないんですけど、マリーシャは他には曲はありますか?リリースされていないものっていう意味ですけど?
キム:録音した曲は全部アルバムに入れたわよ。

鉄子:このデビューアルバムに対するプレスの反応ってどうでしたか?アタイが知る限り、世界中でいくつか凄く良い評価を受けたはずなんだけど!
キム:ケラング!紙のポール・スーターには誉めてもらったかしら?マリーシャのLove For The Dayが良いって。確か、「おばあちゃんの目からも涙がこぼれるようなすばらしい曲だ」って言ってたかしら。メイデンの曲No Tame A Landに、Escape The Night から切り取ったマーティのリフが入ってる!とかの記事だったかしら。あたしらのファンの一人にメイデンのグルーピーが居たんだけど、彼女がスティーブ・ハリス(メイデンのベーシスト)にヴィクセンのデモを渡したらしいのよ!それでそうなったっていうね!あたしが知る限り、マーティはスティーブから盗んだりしてないわよ!まぁでも、これが過剰反応にせよ無意識の所作にせよ、わかんないけど、バンドにとっては良い宣伝になったわね!

鉄子:一方では、ネガティブな評価もあったわけですけど、ネガティブな評価にはいつもどう対処してますか?そこから何か学ぼうとしますか?それとも単に早く忘れるように努力してますか?
キム:誰も彼もを喜ばせようなんてできっこないのよ、誰も。だから対処なんて必要ないの、手に入るレビューは全部読んだけど、良かろうが悪かろうがあたし自身は何の影響も受けなかったわね。みんなそれぞれ、意見があるってだけのこと。あたしは自分の意見やアートについて、他人の言葉を借りたりしないのよ。ただ、いつも最悪の批評家はあたしなんだけどね!

鉄子:....Savage Beastの後はどうしてアルバム作らなかったんですか?
キム:とにかく燃え尽きちゃったのよ。アルバムが両肩に重くのしかかってたから、終わったあと休みたかったの。他の事に注意を向ける時間が必要だったと言うか。

鉄子:なぜ、あまり有名でないレーベルSharden Kaneから出したんですか?
キム:Shardenはロスにあるインディーレーベルなんだけど、興味をもってくれたからね。確かパーティでこの計画の話をしたのよ。

鉄子:アルバムの冒頭を飾る一曲Valkyrieはオーヴァードライヴの前のギタリスト、Janne Starkに捧げられてますよね。何か特別な理由があるんですか?
キム:Janne とあたしは以前から、手紙の交換をしてたのよ。音楽についてとか色々意見を言い合ってね。家族みたいな気持ちがあるのよ、ジャンヌに関しては。あたしも北欧系の人間だし、彼女もそうでしょ、だから何か関係のある曲を書きたかったの。だからワルキューレという曲を作ったの。ワルキューレは、女戦士のパワフルなイメージを象徴してるの、あたしはそれが好きで、だから同じようあたしのインスピレーションとなった人に捧げたかった。

鉄子:マリーシャを辞めたのはどうしてですか?キムが辞めた後バンドはどうなりましたか?
キム:マリーシャのアルバムには実際には3回メンバーチェンジがあったのよ。あたしが居たのは2、3回目の頃でアルバムを完成させるためよ。もともと長期間続くバンドじゃなかったわけ。

鉄子:1992年には女ばかりのメタルバンド、Driven Steel に入りましたよね。このバンドの鉄子さんたちとはどうやて知り合ったんですか?
キム:ミュージシャン名簿でギタリストのジュリア・ロバーツを見つけたのかな。で、ベーシストのケリー・ヘッカートとドラマーのウェイド・ブラウンを集めてリハーサルしたの。お互い気に入って何年か一緒にやってたわけ。

鉄子:このバンドでは実際レコーディングはしたんですか?
キム:プリプロのテープは作ったんだけど、それだけかな。ハリウッドとかロスのライブハウスでの活動が中心だったからね。

鉄子:なんで短期間しか続かなかったんですか?
キム:このバンドは脊椎が悪くてね、ドラマーがいっつも爆発してたの。最後のドラマーが爆発しちゃったときに私はやめたってわけ。(注:なんかもしかしたら違う意味かもしれないです。男癖が悪いドラマーがいた、ってことかも。ちょっと俺の英語力がおいつきません、あしからず)

<<10月28日修正>>
コメント欄のstone氏のご意見により修正上の部分修正させて頂きます。。。
Why did this cooperation last so short?
Kim: "DRIVEN STEEL had bad Spinal Tap-itis. Drummers were blowing up everywhere! I left, when the last drummer blew up.”
鉄子:なんで短期間しか続かなかったんですか?
キム:このバンドはなんだか呪われてたのか、何人もドラマーに恵まれなくてね・・・最後のドラマーが自滅しちゃったときに私もやめたってわけ。<<ココマデ


鉄子:1993年以後はキムが何をやっていたか、アタイらは調べがつきませんでした。93年から2003年までの10年間何やってたか教えてくれますか?
キム:バンドを辞めた後は、あたしはヒーリングの勉強をはじめたの。(と、以後、ヒーラーとしての力があって、こういうヒーリングとかアロマセラピーとかやってました、というニューエイジ気味な話なので割愛。)

鉄子:2004年まで音楽的にはどんな感じですか?スペースドラムスというバンドをやってることとか、クリスタルワークってプロジェクトをやってると聞いてますが?最近他には何かバンドやってますか?
キム:スペースドラムね!このバンドは凄く今好きでね。(と今の話なのでしばらく割愛。)

鉄子:New Age Rock-n-Rollerを数種間前に録音し終えたそうですけど、これはもともとあった曲ですか?それとも今回のアルバムの為に作られた物ですか?
キム:もちろんヴィクセンで書いた曲よ。ただ、当時は解散直前に音楽だけしか録音してなかったの。普通のカセットテープに録音したラフミックスしか持ってなかったのよ。だから、ボーカルを入れて最新のテクノロジーでどうにかしてアルバムに入れようって思った訳。とうとう日の目を見てよかったわ!

鉄子:マーティがこの曲を最初に聞いたときの反応ってどうでしたか?
キム:彼は、背景を聞いてなかったら、絶対にヴィクセンの頃に録音したやつと思っただろうって言ってたわね。

鉄子:The Worksはヴィクセンのマテリアル全部が網羅されてるんですか?それとも他に将来的にまだ出る予定がありますか?
キム:The Worksで全部よ。あと何曲かあるけど、録音してないから。

鉄子:The Works のレビューがこれほど良かったわけで、メタル時代を懐かしく思ったりしませんか?
キム:もちろんよ!未だにアツいわよ、けどスペースドラムで創作の自由を満喫してるからね。

鉄子:ヴィクセンのライブをやってCDをプロモーションする計画はないですか?
キム:ショーの計画は無いわ。

鉄子:ヴィクセンの再結成はありえますか?何かの目的の為だけでもメンバーをもう一度集めるとかないですか?
キム:そういったたぐいの計画をする準備はできてないわね。マーティもあたしも、それぞれフォーカスしてるプロジェクトがあるわけだし。

鉄子:マリーシャについても同じでしょか?将来的に出せるマテリアルとかありますか?再結成とか?
キム:それは全部もう、過去の事なのよ。録音したのは全部アルバムにあるわ。

以後、ギャルバンについてとか鉄子へのメッセージとかなので割愛。
by trans_marty | 2005-10-23 04:42 | Interview